オススメポイント: 『ザ・ヤクザ』(1974)、『太陽を盗んだ男』(1979)のレナート・シュレイダーの原案をもとに相米慎二監督が1983年に発表した監督第3作。永瀬正敏、河合美智子のデビュー作にして、当時すでにベテラン子役だった坂上忍の映画デビュー作。ほぼ全編長回しの連続で少年、少女の躍動を切り取る演出がされているが、冒頭8分間に及ぶ圧巻のワンシーン、ワンカットは、3台のクレーンを使用し、3日間かけて撮影された。プロデューサーは『お引越し』(1993)【8月29日~10月27日配信】、『夏の庭 The Friends』(1994)など相米監督作全13本中7本をプロデュースした伊地知啓。エンディングに流れる主題曲「わたし、多感な頃」を河合美智子が歌っている。