あらすじ：1991年に初演された戯曲「マーヴィンの部屋」をハリウッド屈指の名優たちを揃え、トニー賞を4回受賞した舞台演出家のジェリー・ザックスが爽やかな笑いと涙で映画化したある家族の和解と再生のドラマ。医師を演じるロバート・デ・ニーロが製作も兼ねている。第20回モスクワ国際映画祭でグランプリにあたる金のセント・ジョージ賞を受賞、ダイアン・キートンが第69回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。

　家族との実体験をベースに原作の戯曲を書いたスコット・マクファーソンは映画用の脚本も自ら書いているが、脚本を書き終えた直後の1992年11月、エイズのために死去している。日本での劇場公開時には感動ドラマの邦題に“マイ～”とつける松竹富士のマイ・シリーズの３作目として『マイ・ライフ』、『マイ・フレンド・フォーエバー』続き公開されたが、４作目の『マイ・フレンド・メモリー』も含め他３作と内容的に関連性はない。
　寝たきりで気難しい父や伯母の世話を心優しい姉のベッシーに任せきりにして家を出てから20年、妹のリーが2人の息子を連れてフロリダの実家に帰ってくる。反抗期の長男ハンクが自宅に放火して全焼し、彼らには住む家がなかったところに、ベッシーから20年ぶりに連絡があったのだ。ベッシーは白血病にかかっていた。主治医のウォーリーは骨髄移植を勧めるが、適合者はなかなか見つからなかった…。


【配信期間：2021年11月10日～12月9日】