オススメポイント：　巨匠・小津安二郎が1952年に発表した、地方出身の夫と上流階級出身の妻の見合い結婚で結ばれたある夫婦の危機を描いたホームドラマ。小津がもともと戦時中の1939年に、復員後の復帰第一作として考えていたものの、内務省の検閲を通らず断念した企画を、夫が出征する話を戦後に海外出張する設定に変更して、野田高梧と脚本化した。題名にもなっているお茶漬けをはじめ、ラーメンやとんかつなどの食をはじめ、パチンコ店など戦後の風俗が数多く登場する。第7回毎日映画コンクールで佐分利信が主演男優賞を受賞した。第第74回ヴェネチア国際映画祭クラシック部門で上映された4Kデジタル修復版を4Kスペックで日本独占初配信。