オススメポイント：　スペインの巨匠ペドロ・アルモドバルが故郷のラ・マンチャを舞台に、カルロス・ガルデルのタンゴの名曲「Volver」に乗せ、2006年に発表した三世代の女性たちのドラマ。日本公開時には『オール・アバウト・マイ・マザー』(1999)、『トーク・トゥ・ハー』(2002)に続く女性讃歌三部作の最終章と宣伝された。第59回カンヌ国際映画祭ではペネロペ・クルスをはじめとする6人の女優に最優秀女優賞が与えられ、脚本賞も受賞。第21回ゴヤ賞では作品賞、監督賞、主演女優賞（ペネロペ・クルス）、助演女優賞（カルメン・マウラ）、作曲賞の5部門を受賞した。また、ペネロペ・クルスは第79回アカデミー賞でスペイン人女優として初めて主演女優賞にノミネートされた。