あらすじ：　仕事への情熱を失くしたCM監督のトビーは、スペインの田舎で撮影中のある日、謎めいた男からDVDを渡される。偶然か運命か、それはトビーが学生時代に監督し、賞に輝いた映画『ドン・キホーテを殺した男』だった。舞台となった村が近いと知ったトビーはバイクを飛ばすが、映画のせいで人々は変わり果てていた。ヒロインのドゥルシネアを演じた少女アンジェリカは女優になると村を飛び出し、ドン・キホーテを演じた靴職人の老人ハビエルは、自分は本物のドン・キホーテだと信じ込んで精神に異常をきたし、村はずれに監禁されていた。トビーを従者のサンチョだと思い込んだハビエルは、無理やりトビーを引き連れて、大冒険の旅へと出発するが…。