オススメポイント：　『未来世紀ブラジル』(1985)、『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』(2018)【7月9日まで配信中】の鬼才テリー・ギリアムが2009年に発表した壮大なファンタジー・ドラマ。撮影が3分の1程度進んでいた2008年1月に主人公のトニーを演じていたヒース・レジャーが急死したため、撮影済みの彼の出演シーンはそのまま生かし、彼の友人だったジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人が鏡を通り抜けて別世界にトリップしたトニーを演じることで作品が完成した。第62回カンヌ国際映画祭でコンペティション外特別上映としてプレミア上映され、第82回アカデミー賞では美術賞と衣装デザイン賞にノミネートされた。