オススメポイント: 鬼才テリー・ギリアム監督が1998年から2000年にかけ、長年の夢であったドン・キホーテの物語の映画化『The Man Who Killed Don Quixote』に挑み、挫折した顛末を描いた2001年のドキュメンタリー。総製作費50億円という莫大な製作費とジョニー・デップ、ヴァネッサ・パラディ、ジャン・ロシュフォールなど、豪華キャストを揃えた企画は、予期せぬ不幸の連鎖で崩壊していった。もともとは作品のメイキングとして撮影された映像を中心に、混乱の現場で何が起こっていたのかが明らかになっていく。第52回ベルリン国際映画祭でプレミア上映され、2003年のブリティッシュ・スタンダード英国映画賞でピーター・セラーズ・コメディ賞を受賞した。