あらすじ：南極大陸に生息する皇帝ペンギンを長期間追い、その愛情豊かな生態を克明に描いてアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞、世界中で2500万人を動員する大ヒットなった傑作ドキュメンタリー映画『皇帝ペンギン』(2005)から12年ぶりの続編。若い皇帝ペンギンの成長と初めての旅を、4Kカメラやドローンを駆使し、さらに水深７０ｍの深海まで潜った水中撮影なども交えて捉えていく。

　前作はペンギンの家族3匹を擬人化させたナレーションで、その過剰な演出に賛否両論あったが、今回はランベール・ウィルソンが単独でペンギンの行動を客観的にナレーションする。アメリカではHuluで独占配信されたため第70回プライムタイム･エミー賞候補となり、シリル・オーフォールが作曲賞を受賞した。オーフォールはハリウッドメディア音楽賞でもドキュメンタリー部門作曲賞を受賞している。
　産卵を終えた母ペンギンは大切な卵を父ペンギンに託し、海へ向かう。父は母が帰るまでの約120日間、絶食状態で卵を温めて孵化したヒナを守る。両親は海とオアモック（営巣地）を往復して、食欲旺盛なヒナを育てていく。夏が近づく頃、両親はヒナに別れを告げる。そして灰色の羽毛が抜け始める頃、ヒナたちは何かに向かって行進を始める。それは大人になる為に乗り越えなければならない試練だった・・・・・・。

【配信期間：2021年8月22日～9月20日】