あらすじ：長編初監督作『ヘレディタリー／継承』(2018)で世界を震え上がらせ、一躍注目のクリエイターとして次回作が待たれていたアリ・アスター監督待望の第2作。原題は夏至祭を意味するスウェーデン語。スウェーデンの人里離れたある村で行なわれる祭に招待されたアメリカの大学生グループが体験する想像を絶する恐怖が描かれる。劇場公開版より23分長いR18+指定のディレクターズカット版。

　村で行なわれる最初の衝撃的な儀式に参加する長身で白髪、白髭の老人を演じているのはルキノ・ヴィスコンティ監督の『ベニスに死す』（1971）で少年タッジオを演じ、“世界で最も美しい少年”と呼ばれたビョルン・アンドレセンで、撮影時63歳。音楽はビュークのプロデュースでも知られるイギリスのミュージシャン、TVシリーズ版「スノーピアサー」等のザ・ハクサン・クロークことボビー・クルリック。
　大学生のダニーは、文化人類学を専攻する恋人のダニーと友人たちが、留学生ペレの故郷であるスウェーデンの奥地の村で90年に一度行なわれる夏至祭を見物にいく旅に同行することになる。美しい大自然に囲まれたその村は、平和で長閑な桃源郷のように見えたが、実は謎と秘密に満ち、恐ろしい掟に縛られた古代北欧の異教を信仰するカルト集団の巣窟で、夏至祭とは想像を絶する悪夢の儀式だった….

　【配信期間：2021年9月10日～10月9日】