オススメポイント：　『殺人の追憶』(2003)、『パラサイト　半地下の家族』(2019)のポン・ジュノ監督が初プロデュースを手掛けた、『殺人の追憶』の脚本家シム・ソンボの長編監督デビュー作。2001年に起こった中国人密航者の大量死亡事故「第7テチャン号事件」を基にした舞台「海霧（ヘム）」をボン・ジュノとシム・ソンボが共同で脚色し、映画化した衝撃作。元東方神起・JYJのパク・ユチョンが鮮烈な映画デビューを飾り、本作の演技で第35回青龍映画賞、第51回大鐘賞、第51回百想芸術大賞など主要映画賞の新人賞を総なめにした。現在、ポン・ジュノの製作で、『最悪の選択』(2018)のマット・パーマー脚本、監督によるハリウッド・リメイクが進行している。