オススメポイント: 25歳で長編監督デビューし、ソチ国際映画祭2003で審査員特別賞を受賞するなど高い評価を受け、クロアチア独立後最高傑作といわれた『FINE DEAD GIRLS』(2002)を27歳で撮り、世界的に注目されたダリボル・マタニッチ監督が2015年に発表した第9作。民族紛争の悲劇を背景に3つの時代に生きる3組の愛をすべて同じ男女優、ゴーラン・マルコヴィッチとティハナ・ラゾヴィッチが演じ、クロアチア版「ロミオとジュリエット」とも呼ばれた。第68回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」でプレミア上映され、審査員賞を受賞した他、第63回プーラ映画祭で監督賞、主演女優賞など6賞、第38回カイロ国際映画祭最優秀芸術貢献賞など、世界中で数多くの賞を受賞した。