オススメポイント: 短編映画界で広くその名を知られたイ・ドユン監督が脚本も兼ね34歳で撮った長編監督デビュー作。『新しき世界』(2013)のユ・オク撮影監督とペ・イリョク照明監督が技術面で若き才能をバックアップし、新人監督作とは思えない風格のある映像の作品となった。主演を務めたチュ・ジフンとは今作の後も深い信頼関係が続き、Netflixシリーズ「トラウマコード」(2025)で再タッグが実現した。共演に「キル・ミー、ヒール・ミー」(2015)のチソン、『奈落のマイホーム』(2021)のイ・グァンス。第51回大鐘賞映画祭で新人監督賞と脚本賞、編集賞にノミネートされた他、第39回トロント国際映画祭に招待され、「City to City」部門で上映された。