オススメポイント：　フランス映画界のマネーメーキング・スターのトップに君臨したベルモンドが、『男と女』(1966)、『愛と哀しみのボレロ』(1981)のクロード・ルルーシュ監督とタッグを組んだ58歳のときの集大成的作品。ベルモンド自身を投影したかのような豪快な成功者が人生をリセットしようと冒険の旅に出る物語が、ベルモンド主演作へのオマージュ満載で描かれる。ベルモンドは今作で、初の大きな演技賞となった第14回セザール賞主演男優賞を受賞した。2024年「ジャン＝ポール･ベルモンド傑作選GRAND FINALE」にて4Ｋリマスター版による33年ぶりの劇場公開が実現した。