あらすじ：『セントラル・ステーション』(1998)、『モーターサイクル・ダイアリーズ』(2004)のウォルター・サレス監督が、アルバニアの文学者イスマイル・カダレの原作「砕かれた四月」をブラジルを舞台に映画化した2つの家族の血で血を洗う抗争を描いた2001年の作品。第58回ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映され若手審査員賞を受賞した。

　日本では主演のロドリゴ・サントロが『チャーリーズ・エンジェル／フルスロットル』(2003)や『ラブ・アクチュアリー』(2003)でハリウッド進出を果たして話題となり、サレス監督の『モーターサイクル・ダイアリーズ』が大ヒットした直後の2004年11月にはじめて劇場公開された。製作は『ブラック・セプテンバー／五輪テロの真実』(1999)はじめ3度のアカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリーに輝くアーサー・コーン。
　1910年、ブラジル北部の荒地に住む２つの家族、プレヴィス家とフェレイラ家は土地の権利を巡って長年抗争を続けていた。20歳になるプレヴィス家のトーニョはフェレイラ家に殺された兄の敵を討ったが、今度は彼が命を狙われる。そんなとき、トーニョと弟のパクーはサーカスの美少女クララと出会い、殺し合いを続ける宿命に疑問を持ち始めるが…。


【配信期間：2022年1月9日～2月7日】