オススメポイント：　『ゴッドスピード』(2016)、『ひとつの太陽』(2019)、『瀑布』(2021)のチョン・モンホンが製作、撮影（中島長雄名義）を手掛けたホアン・シンヤオ監督の長編劇映画デビュー作。現代台湾の不条理や生命力をブラックユーモアで描き、第19回台北映画祭でグランプリはじめ5部門を受賞し、第54回金馬奨でも新人監督賞、脚色賞、撮影賞を含む最多5部門を受賞。日本では第30回東京国際映画祭「台湾電影ルネッサンス2017」で上映され好評を博した。ホアン・シンヤオ監督は1973年台湾・高雄生まれ。すでに10本以上の長編ドキュメンタリーを撮っており、2010年の“Taivalu”で台北映画祭のグランプリと最優秀ドキュメンタリー賞を獲得している。金馬奨の最優秀短編映画賞にノミネートされた短編『大佛』(2014)をベースにした本作で長編劇映画監督デビューを果たし、長編第2作『同級生マイナス』(2020)はNetflixで世界同時配信されている。