あらすじ：　小さな解体工場を経営する藤森は、ある事故によって2人の従業員が死亡し、多額の借金を抱えてしまう。藤森は事務員の中村豊子を愛人にしており、妻の須磨子もそれを知っていた。借金取りの対応に追われ、困窮していく藤森に、豊子は金を貸す代わりに同居を申し出、3人の奇妙な生活がはじまる。だが、債権者の追及に耐えられなくなった3人は夜逃げをする。やがて藤森が遺体で発見され、葬儀が行われた。だが、それは藤本と須磨子、豊子の3人が計画、実行した保険金目当ての替玉殺人だった。警察は当初、須磨子と豊子が保険金のために藤森を殺したとにらみ、事情聴取をはじめるが、やがて事件の全貌が明らかになっていく…。