あらすじ：1997年9月に韓国で封切られ、「接続シンドローム」とも呼ばれる社会現象を巻き起こす大ヒットを記録したすれ違いラブストーリーの名作。第35回大鐘賞で作品賞、新人監督賞等6部門受賞の他、数多くの映画賞を受賞した。主演は『八月のクリスマス』(1998)や『シュリ』(1999）の名優ハン・ソッキュと、『シークレット・サンシャイン』(2007)、『マルティニークからの祈り』(2014)などの大女優チョン・ドヨン。本作はドヨンの映画デビュー作である。

　劇中、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「ペイル･ブルー･アイズ」が物語の重要なモチーフとして全編に渡って流れ、エンディングにはサラ・ヴォーンの「ラヴァーズ・コンチェルト」が効果的に使用されるなど音楽が印象的で、上記2曲やダスティ・スプリングフィールドの「恋の面影（ザ・ルック・オブ・ラブ）」他、名曲を数多くフィーチャーしたサントラ・アルバムが70万枚の大ヒット・セールスとなった。
　ラジオの音楽番組のプロデューサー、ドンヒョンは別れた恋人を忘れられずにいた。一方、通販番組の電話オペレーター、スヒョンは、友人の恋人を愛してしまい悩んでいた。スヒョンは車を運転中に事故に巻き込まれそうになるが、そのときラジオから流れていた曲が忘れられず、メールでドンヒョンの番組にリクエストをする。その曲はドヒョンにとっても思い出の曲だった。やがて、ドンヒョンとスヒョンはお互い面識のないままチャットで言葉を交わすようになる…。


【配信期間：2022年1月31日～3月1日】