ソビエト映画の名作『鬼戦車T-34』(1965)と同じ第二次大戦中の実話をベースにした作品。本作の主役ともいえるソ連軍の戦車T-34はすべて本物の車両を使用し、俳優自らが操縦して撮影を行った。VFXを担当したのは『バーフバリ 王の凱旋』などを手掛けたFilm Direction FXはじめロシア屈指のVFXスタジオの数々。製作は『太陽に灼かれて』などの名匠ニキータ・ミハルコフ。 第二次大戦下、ソ連の新米士官イヴシュキンは初めて出撃した前線でナチス・ドイツ軍の捕虜となってしまう。収容所で行われているナチスの対戦車戦演習のため、ソ連の最強戦車T-34を操縦することを命令されたイヴシュキンは、同じく捕虜になった仲間たちと組み、T-34に乗ったまま収容所を脱出するという無謀な計画を実行に移す。果たして、決死の作戦は成功するのか―!?