あらすじ：1959年からソウル･ミュージックやR&Bを中心に数多くのヒット曲を送り出してきたアメリカのレコード・レーベル“モータウン”。その成功を最高の演奏で支えた知られざるレコーディング・バンド「ファンク･ブラザース」の真実を追った傑作音楽ドキュメンタリー。2002年ニューヨーク批評家協会賞最優秀ノンフィクション賞はじめ数多くの映画賞を受賞、2003年グラミー賞では最優秀コンピレーション･サウンドトラック･アルバム賞を受賞した。

　映画はレコード･ショップに来店したマニアックな音楽ファンへのインタビューから始まる。音楽にうるさい彼らさえ誰一人としてファンク・ブラザースを知る者はいない事実。だが、そのバンドが演奏し、関わったNo.1ヒットの数は、エルヴィス・プレスリー、ビーチ・ボーイズ、ローリング・ストーンズ、そしてビートルズも加えたNo.1ヒットの合計よりも多かった。ファンク・ブラザースこそポップス史上最も偉大なヒット・マシーンだったのである。
　関係者やメンバーたちの貴重なインタビューや当時の演奏シーンなどで語られるモータウン社設立時の時代背景やその後の歴史、そして同社が楽曲録音のためにジャズとブルースの精鋭を集めて結成されたファンク・ブラザースの偉大な足跡。さらに、1972年の解散から30年ぶりに、この映画のために再結成したファンク・ブラザースとゲスト・パフォーマーたちによる最新ライブ演奏12曲を満載、ここに永遠のモータウン・サウンドが蘇る。

【配信期間：2021年9月21日～10月20日】