あらすじ：ジョン・レノンが生涯もっとも愛し、闘い、そして彼の命を奪った街、ニューヨーク。オノ・ヨーコの全面的な協力、監修のもと、ジョンが1971年9月から1980年12月まで約9年間過ごしたニューヨーク時代を本人のインタビュー映像をはじめ、ヨーコやエルトン・ジョンらの最新インタビューなどで綴ったジョン・レノンを扱ったドキュメンタリーの最高傑作。監督・脚本・製作は『ジョン・レノン＆オノ・ヨーコ　ABOVE US　ONLY SKY』(2018)のマイケル・エプスタイン。

　ビートルズの解散騒動後、平和運動に傾倒したことからイギリスでバッシングを受け、1971年にニューヨークに移住したジョンとヨーコは、アメリカでもヴェトナム戦争に対する反戦運動に参加。その影響力の大きさから、ジョンはアメリカ政府に国外退去を命じられ、裁判闘争が始まる。やがてヨーコとの別れと和解を経て、息子ショーンが誕生。1980年11月に「ダブル・ファンタジー」を発表直後の12月9日、自宅前で銃撃され帰らぬ人となった。
　前半はミュージシャンというより活動家として注目され、権力との闘いに明け暮れていたジョンとヨーコの姿が描かれ、後半、様々な経験を経てミュージシャンとして再スタートを切ることを決意したレノン渾身の仕事として伝説的名盤となった「ダブル・ファンタジー」の誕生秘話とその製作過程が、名曲の数々をバックに、プロデューサーや活動を共にしたミュージシャン、さらに友人でもあったカメラマンなど、ジョンの側近たちによって語られていく。


【配信期間：2021年12月9日～2022年1月7日】