あらすじ：ヴィクトリア女王を演じるジュディ・デンチの名演技が圧倒的な、19世紀後半の英国王室スキャンダルを描いた歴史ドラマ。もともとＴＶムービーとして製作されたが、ミラマックスが買い上げて全世界に配給し大ヒット作となった。ジュディは本作で第70回アカデミー主演女優賞にノミネートされ、第51回英国アカデミー賞最優秀女優賞、第55回ゴールデン・グローブ賞最優秀女優賞など数々の女優賞を受賞した。

　監督のジョン・マッデンは本作の成功後、ミラマックスで『恋におちたシェイクスピア』(1998)を撮り、更なる成功をつかみ、ジュディ・デンチにはアカデミー助演女優賞をもたらした。当時63歳だったジュディはすでにイギリスの国宝級名バイプレイヤーだったが、本作の成功で主演級のスター女優となり、現在も現役で活躍中。2017年の『ヴィクトリア女王 最期の秘密』では再びヴィクトリア女王を演じた。
　愛する夫アルバート公に先立たれ、失意のあまり公の場に姿を見せなくなったヴィクトリア女王。女王を慰めるため、アルバート公が信頼したスコットランド人の従僕ジョン・ブラウンが、乗馬係として召し出された。やがて、ブラウンの常識破りで儀礼にとらわれない振る舞いは女王の心を解かし、心の支えとなっていく。だがその親密さが波紋を呼び、女王を“ブラウン夫人”とまで呼ぶ者も現れ、国会では女王の不在から王政廃止論まで出始める…。


【配信期間：2021年11月20日～12月19日】





　



　

【配信期間：2021年11月20日～12月19日】