オススメポイント：　オーストリアの人気作家マルレーン・ハウスホーファーの同名小説をドイツ語圏テレビ界の巨匠ユリアン・ペルスラーが映画化した不条理SFサバイバル・ドラマ。ドイツの名女優マルティナ・ゲデックが、登場人物ほぼ１人だけの設定で渾身の熱演。第62回ベルリン国際映画祭パノラマ部門でプレミア上映されエキュメニカル審査員賞を受賞した。第86回アカデミー賞外国語映画賞へのオーストリア代表作品としてエントリーされ、日本ではＥＵフィルムデーズ2016で上映された作品。映画は主人公が付ける日記の内容を語る彼女のモノローグだけで進行し、クラシカルな音楽を背景にした美しい映像で描かれる大自然の中、究極の孤独に陥った一人の小さな人間が生きるために考え、奮闘する姿が描かれる。