あらすじ：長編監督デビュー作（ダニエル・クワンとの共同）となった怪作『スイス・アーミー・マン』がスマッシュ・ヒットを飛ばして注目された鬼才ダニエル・シャイナートが、映画ファン最注目のスタジオ「A24」と再び組んで放つ初の単独監督作。アメリカ南部の片田舎を舞台とした“とある事件”の顛末をミステリー仕立てで描いた衝撃のダーク・コメディ。2019年のサンダンス映画祭でプレミア上映された。

　物語の中心となる“知らない方がいい”秘密は、2005年にワシントンで実際に起きたあるセンセーショナルな死亡事件を参考にしている。本作でその死を巡って哀愁のドタバタが繰り広げられるディック・ロングを演じているのは、監督のダニエル・シャイナート自身である。ステインド、クリード、ニッケルバックなど、モンスターロックバンドの楽曲が全編に散りばめられ、映画に彩りを添えている。
　ジーク、アール、ディックの3人は売れないバンド仲間。ある晩、練習と称しガレージに集まりバカ騒ぎをしていたが、あることが原因でディックが突然死んでしまう。やがて殺人事件として警察の捜査が進む中、唯一真相を知っているジークとアールは彼の死因をひた隠しにし、自分たちの痕跡を揉み消そうとする。誰もが知り合いの小さな田舎町で、徐々に明らかになる驚きの“ディックの死の真相”とは…？


【配信期間：2021年12月4日～2022年1月2日】